Thursday, 9 January 2014

09-01-2014 6_10_36 AM

彼は動きをやめ、中に入ったままで

わたしをずっと抱きしめてくれた。

わたしはこのとき、

意識を失ってしまうのではないか、

という思いに駆られた。

動かずとも、挿入されている部分から、

快感が沸き起こり続け、その身体の感覚に、

意識が追いつかなくなってしまっていたからだ。

―こんなに激しいセックスをし続けていたら、

はらんでしまう…―

このとき、わたしにそんな思いがよぎり、

この行為に怖さを感じた。

受胎は身体のタイミングなのは理屈では分かっている。

しかし、この激しさが身体に影響を与えないはずはないように思えたのだ。

わたしはこの思いを彼に告げることはできず、

彼にしがみつくばかりだった。

「ミズキ、大丈夫?」

彼はやっと深く入り込んでいた身体を離してくれた。

わたしのわきに身を横たえ、

わたしを引き寄せ、そっと抱きしめる。

「アナルは誰にも使わせちゃ駄目。」

彼は顔をしかめて言う。

「僕だけにして。」

変なことを真顔で言う。

「さっき、動かなくてもアナルですごく

感じてしまって…。驚いた。」

わたしはさっき感じたことを言ってみた。

「ミズキ…僕も驚いたよ、潮吹いてたよ。」

「あれ、潮だったの?そんなことあるの?

…どこかに当たってたのかな?」

彼は大きくうなづいた。

「多分ね、Gスポットの裏側だと思う。」

そんなこともあるのか、と思いながら、

「…こんなに激しいセックスしてたら、

あなたとしかできなくなっちゃうよ。」

わたしはやっとのことで言った。

すると、

「誰ともできなくするよ。そういう身体にするよ。」

彼はわたしに噛みつくようなキスをした。

表情が本気だ。

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