Tuesday, 1 July 2014

01-07-2014 9_54_02 PM

タワー・ディフェンスと3人称シューターを組み合わせて人気を博した『Orcs Must Die!』シリーズの最新作は、あくまでディフェンスのみだったゲームにオフェンス要素を加えた、基本プレー無料の5対5マルチプレー・ゲーム『Orcs Must Die! Unchained』。

現在、基本プレー無料市場ではマルチプレー・オンライン・バトル・アリーナ、通称MOBAが流行しているが、開発元Robot Entertainmentのデザイン・ディレクターIan Fischer氏によると、厳密には『Orcs Must Die! Unchained』はMOBAではないと主張している。

Ian Fischer

本作の開発を始めた時点では、2年前にタイムスリップしたとするなら、「MOBA」という単語が我々の口から出ることはないはずだ。説明するとしたら、「『Orcs Must Die』を2本同時にプレーしているような感じ」とか、「『Orcs Must Die』のような感じだが、オフェンス側も担当するんだ」とか言っていただろうね。当時他のゲームと比較するなら、『TF2』が一番近い。戦略性を増した『TF2』、そう表現したはずだ。

PAXイベントでゲームを初公開する準備ができたので、スタジオのそばにある大学の学生を30人近く招いて、彼らには何も説明せず、ただ座ってゲームをプレーしてもらったんだ。彼らはPAX向けデモの改善に計り知れないほどの貢献をしてくれたが、全員に「これはMOBAだよ」と言われた。「これはMOBAではないと明言する必要がある。MOBAではないという立場を明確にしなければ」という話も出たが、誰もがMOBAだと言う。そこで、逆らっても無意味だという結論に達したんだ。次の一年間を「これはMOBAじゃない」と説得して周るつもりはない。プレーヤーがMOBAだと思うならMOBAなんだ。

どんなジャンルにカテゴライズされようとも、『Orcs Must Die! Unchained』には他と違う特徴があるとFischer氏は自信を見せている。

Ian Fischer

このスタジオには、『League』や『Dota』を沢山プレーしている人間が多くいる。彼らは、『Unchained』をMOBAとは見ておらず、その理由を沢山挙げることができる。しかし、MOBAからの影響があることは確かなんだ。『TF2』や『Magic: The Gathering』、『Warframe』からも借用している。本作にはトラップやオフェンス、ディフェンス、ミニオン、様々なコンビネーションが存在するので、MOBAであろうとなかろうと、非常にユニークな体験に仕上がっているよ。プレーヤーがこれまでに見たことがないようなゲームなんだ。

ソース: GameSpot

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